2014.12.24
世界中ののんべえのサンタさんへ
メリークリスマス
and enjoy to drink.
管理人の好きな「星の王子さま」の一節をプレゼントします。
"What are you doing there?"
"I am drinking."
"Why are you drinking?"
"So that I may forget."
"Forget what?"
"Forget that I am ashamed."
"Ashamed of what?"
"Ashamed of drinking!"
2014.12.23
なんだ昨日と同じ写真かと言うなかれ!
燻炭を作っていると副産物として木酢液が取れます。
これをカメムシ対策として、稲の花が咲いた頃、田んぼの畦から散布します。
効果はテキメン。
斑点米がグッと減りました。(注:効果には個人差があります)
もう一つの楽しみは、夜空。
この時期、満点の星空を眺めながら作業をしていると、鼻の頭が赤くなっても寒さなんか忘れてしまいます。
PS. もっと寒くなって地面がカチンコチンに凍ると、足場がしっかりして作業がし易くなるんだけどな。
今のところ、長靴は田んぼの泥でグチャグチャです。(笑鴨)
2014.12.21
来年のための土作りのその1は、レンゲで空中の窒素を固定してもらうことでした。(2014.10.1~10.6参照されたし)
その2は、籾殻燻炭(くんたん)を作って、それを田んぼに散布し、有用微生物の棲家(すみか)を提供することと、燻炭の中のガラス質を稲に吸収させて、稲の体を病気や虫に負けない丈夫な体にすることです。
なぜそんなことが出来るかと言うと、稲の籾殻にはたくさんの珪素が含まれています。
この珪素は、植物にとって絶対に必要な養分ではないので、肥料として植物に与えることはしません。
ところが、珪素をたくさん吸収した稲は、体が硬くなり、害虫が侵入しようとしても固い鎧におおわれた戦車の様に、中に入りにくくなります。
病気についても同様に中に入りにくくなるので、虫や病気に強い体になるのです。
庭の前の田んぼで燻炭作りを始めたので、庭に出ると籾殻をいぶした良い香りが充満しています。
2014.12.17
ようやく待ちに待った日がやって来ました。
新酒の生酒を松本酒店で12月19日(金)より発売します。
今年の新酒の味は・・・、おっとっと、それは飲んでからのお楽しみ。
予約をした人もしなかった人も皆さん松本酒店に連絡しましょう。
一升瓶が3500円+税です。
うまかっぺね。(笑鴨)
2014.12.14
>5年間の艱難辛苦が実ったとても美味しいお蕎麦でした。だから、1月18日の新年会でも、もう一度、食べたいです。
>挽きぐるみ(田舎そば粉)の前には、磨き又は砂抜きの工程が入るのではないでしょうか?
>磨きの工程が不完全だと、食べた時にガリッツとするビックリ蕎麦になるのではないでしょうか?
HPの管理人より
2014.12.12
秋に収穫されたワタシは、天日の下で乾燥されます。
この時は、まだ衣をまとっているので”玄そば”と呼ばれています。
昔は、石臼で玄そばを挽いていました。
これは、全粒粉と呼ばれ、殻が混ざるので、黒いソバになり、田舎蕎麦と言われます。
そばの殻には、独特の香りがあるので、この殻を含む田舎蕎麦は、香りが立つ、力強いソバなので、管理人は好んで食べます。
近年は、インペラ(衝撃)式脱皮機が現れ、殻をきれいに取ることが出来るようになりました。
殻を取ったそばは”むき実”です。
むき実からそば粉を作ると、上品な洗練されたソバに仕上がります。
明日はどんなソバが出て来るのか楽しみにして下さい。
と言っても、昨日の説明からもう結果は見えてますけどね。(笑鴨)
2014.12.11
明後日の土曜日は、ソバ打ちがあるので、田久保さんとそば粉作りを始めました。
まず、写真のロール式製粉機で玄ソバ(殻の被った状態)をほとんど圧を掛けないで通して、殻を潰して中からむき実ソバを取り出します。
次に粗めの篩(プラスチックのザル)で、殻とむき実に分けます。
むき実をもう一度製粉機に掛けます。
この時の圧は中くらいです。(写真)
もう一度、圧を上げた製粉機に通し、粒を細かく砕いて粉にします。
粉になったソバを最初はお菓子用の篩(ふるい)で選別します。
篩を通った粉をさらに、そば粉用の篩にかけます。
そして、落ちた粉が、一番搾りになります。
ビールの世界では、この一番搾りがおいしいとCMでやっています。
ソバの世界では、この一番搾りの事を「更級粉(さらしなこ)」と呼びます。
更級ソバで使うのは、この一番搾りです。
色は真白、コシが効いたのど越しで楽しむソバが出来ます。
篩の上に残った粉を再度、製粉機にかけ、2番粉を作ります。
今回は、3番粉まで取りました。
2番・3番粉は、やや黄色がかっていますが、香りが高く、噛んでうまいソバが楽しめます。
土曜日、新田コミュニティセンターに来た人だけが、食べられます。(笑鴨)
2014.12.7
大分前振りが長かったですが、漸くここにたどり着きました。
そう、あの横槌の出番です。
藁の利用・わら細工と言われて、皆さんどんなものを思い付きますか?
1.有機物として田畑に戻す
2.燃やして燃料にする
3.家畜に食べさせてエサにする
4.敷き藁にして雑草発生を抑える
5.縄・筵(むしろ)・藁草履(ぞうり)や藁靴・蓑(みの)・いずみ(おひつの保温かご)・円座・鍋敷き等の生活必需品
6.藁ぶき屋根・練り壁の強化剤・壁の断熱材などの建築資材
7.人形・十二支や鶴亀などの動物・正月飾り・リース・玩具
8.納豆のツト(納豆菌)
いくつご存知でしたか?
まだまだ、ここに書き切れていないと思います。
本当に藁の利用範囲は無限大で、感心してしまいます。
なのに、最近では石油製品などに駆逐されつつあり、絶滅危惧種とでも言った感じです。
円が安くなってきたことだし、石油がもっと高くなれば見直される資源なのかしらん?
今度の土曜日は新田コミュニティセンターでわら細工とソバ打ちの日です。
種播きから始めたソバ作りは、食べて今年のトラストの締めにします。
美味しいそばを食べた後は、素晴らしいお正月を迎えられるように、オリジナルの正月飾りを準備します。
ですので、お暇な人は是非お出かけ下さい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~daizu/2014%20wara%20+soba.htm
連絡先:茨城水田トラスト世話人 平野さん 090-1432-9295
heiwa-neko@ktf.biglobe.ne.jp
2014.12.6
木槌の話ついでにもう一つ、納屋に大きな木槌がある。
木の杭を打つのに使うのだが、掛矢(かけや)と呼ばれている。
ヤフーによると建築用に用いる大きな木槌を掛矢と言うらしい。
議長・裁判官や競売人などが打ち下ろすのは小槌、特に有名な小槌は大黒様が持っているアレ。
そう言えば、選挙の当選・建前や結婚式などのお祝いの席で行う鏡開きにも小槌を使うよね。
”最近の酒樽は世相を反映してエコな上げ底になっている”と聞いてショックを受けた管理人でした。
景気が回復して、上げ底じゃない酒樽でパーッとお祝いしたいものですな。(笑鴨)
p.s. フォトジャーナリストの富田きよむさんから届いた収穫祭の写真を11.9のブログにアップしました。
2014.12.3
「おとうは土間で 藁(わら)打ち仕事 おまえもがんばれよ」
ご存じ童謡の「かあさんの歌」ですね。
ところで歌詞の中にある「藁打ち」ってなあに?
それはね、秋の収穫が一段落すると始まるんだけれどもね。
農家にはそれぞれ土間があってね。
現代の家は、玄関がコンクリートになっているけど、昔は土の叩きだった。
それを土間(どま)って言ってね。
そこで蝋燭やランプの光で、藁で草履(ぞうり)を編んだり、筵(むしろ)を編んだり、縄を編んだり、
あとお米を入れる俵を編んだり、藁でいろいろな生活必需品を作って暮らしていたんだな。
その当時は、秋の収穫が終わってもちいとも暇なんかなくてよ、忙しかっただよ。
稲は食べる部分のお米と、お米を覆っている籾殻と、稲の体である藁から成っていて、それぞれ無駄なく使っていたんだ。
だけど、藁をそのまま使うと固くてしなりが無いから、すぐ切れちゃうけど、槌(つち)を使って叩いて藁の繊維を柔らかくするんだよね。
そうすると丈夫になって、細工がし易くなるんだ。
槌には材料により金槌・木槌・プラスチックハンマーがある。
今回使うのは、木槌。
木槌には、横槌と縦槌があって、縦槌は杭を打ったりするのに使う。
藁を打つ時は、横槌。
ところで横槌を見てて何かに似てない?
はい、言わずと知れた「ツチノコ」ですね。
ツチノコは”槌の子”、槌が動き出した妖怪なのかなあ?
見つけた方は、是非ご一報下さい。待ってまーす。
ところで、管理人の勝手な思い込みだけど、「かあさんは朝糸紡ぐ 一日紡ぐ」
だと小学校3年から思い続けていたが、本当は「麻糸紡ぐ」だった。
同じ長いモノだけど、ツチノコよりも麻糸にビックリした。(笑鴨)
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