「笑鴨」が行方市のふるさと納税のお礼の品に選ばれました。

2016/12/14

一万円のふるさと納税で、「笑鴨」2本がお礼の品としてチョイスできます。

https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/08233#notifications

 

これで漸く「笑鴨」も行方市の顔として認めてもらえたということで、「笑鴨」実行委員会の皆様には深く感謝いたします。

 

手掘りで水田の暗渠排水

2016/12/11

田んぼの一角にある排水升です。

稲の収穫2週間前くらいになると、ここに水中ポンプを沈め、24時間排水します。

そうでないとこの田んぼは、どぼどぼでコンバインを入れても動けなくなってしまいます。

この作業を強制排水と呼びます。

 

さて、今回もポンプで排水してパイプの角度を確認しました。

この角度ならば、パイプは写真の中の矢印の方向に走っているはずですので、この方向にコルゲート管の端を見つけることにします。

 

上の写真の矢印の方向をたどっていくと、その先には前回コルゲート管を埋設したカ所に突き当たります。

今回のミッションは、この新しいコルゲート管と古いコルゲート管を接続することです。

 

そうすることで、新しいコルゲート管に集められた水が、接続された古いコルゲート管を通って排水升へと導かれます。

 

そうすれば、ポンプを買い足さなくても一台で事が足りると言うことです。

 

先ず、上の写真の矢印の延長線上で田面が乾いている所と湿っている所の境を探します。

そして何回か試し掘りをしてコルゲート管の端を探します。

 

今回は幸運なことに3回目で見つけることが出来ました。

 

1回目の試し掘りは、矢印の延長線上で乾いている所を掘りました。

 

すると、田面から50~60cmほど掘り下げると籾殻の層に当たりました。

 

この籾殻は、コルゲート管に直接土を被せるとコルゲート管が泥で詰まってしまうので、そのつまりを防ぎ、水を導くためにコルゲート管の回りを籾殻で覆ってあります。

 

この籾殻が見つかれば、必ずその下にはコルゲート管があるので、ビンゴです。

 

2回目の試し掘りでは、その先の湿っている所を掘りました。

 

ここでは籾殻の層は見つからず、60cmを越えたところで粘土の層に当たってしまいました。

 

コルゲート管の端は、もっと手前にあるようです。

少し戻ったところを掘ると籾殻が出てきました。

 

ビンゴです。ところが、コルゲート管が途中から弧を描いて曲がっていたのです。

 

この曲がったところを切り離し、Y字管を挟むことにしました。

 

こんな感じです。

 

新しいコルゲート管には、T字管を挟みました。

ほらね。

 

そして、コルゲート管で繋いでから籾殻を被せて、最後に土を埋め戻せば出来上がりです。

 

以上、ミッション・コンプリート。

 

再び暗渠堀り

2016/12/05

田んぼに立ってみると暗渠を埋めたところは見事に乾き、これまでデロンデロンだったのがウソみたいに、靴で歩けるまでになりました。

 

ここまでうまくいくと人間欲が出るものです。

今度は、この田んぼで冬の間麦が作れないかなと考えました。

 

それを実現するためには、今まで以上に田んぼを乾かして畑の様にするしかありません。

そこで、古い暗渠と今回の新しい暗渠をつないで効率よく排水できるようにすることにしました。

 

詳しい内容は次回。

 

暗渠の埋戻し作業

2016/11/13

稲の収穫後ずっとかかりきりだった暗渠堀りが漸く終盤を迎えました。

 

この田んぼは、写真を見ても分かるように用水路が田んぼの脇にあり、当然用水路の方が田んぼより高い場所にあるのですが、東日本を襲った地震以降、あちこちに亀裂が入り、田んぼに水がダダ漏れの状況です。

 

この水路については、昨年水路の補修をしたことを報告したのですが、その後の地震でまたひび割れが出来て、水が田んぼに流入するようになりました。

 

さらに悪いことに、この田んぼの用水路は排水路も兼ねているのです。つまり、排水路が田んぼより高いところを走っているので、一旦田んぼに入った水の出口が無いと言うことになります。

 

通常の田んぼは、排水路が田んぼより下にあるので、重力水が養分と酸素を根に運んでくれるのですが、この場合、稲の根に酸素が供給されないため、根が腐りやすくなり、秋には稲が倒れやすくなります。

 

今年は、特にお盆以降の雨が多い天気だったため、稲が実る時期に日照不足と酸素不足のダブルパンチで、稲がまいってしまい、収穫前に来た台風に押されてバッタリと倒れてしまいました。

 

用水路からの水の流入による田んぼのぐちゅぐちゅと、排水不可による根の不活性を一度に解決する手段として、暗渠を設置することにしました。そこで水路脇に溝を50~60cmの深さで掘り、そこに水を排水する集水管(コルゲート管)を設置し、その周りに籾殻を敷き詰め、さらにその上から掘った土を被せます。そして、集水枡に水を集め、それを水中ポンプで排水します。

 

そのために、一か月前から毎日少しずつエンピで掘り進めていたのですが、本日漸くその埋戻し作業に入りました。これで、稲が健全に育ってくれるといいなと期待しています。恐らく、こんな作業を手掘りでやっている変人は、日本広しと言えども管理人ぐらいのものだろうと思います。

 

ソバの収穫ですよ

2016/11/12

常陸秋そばの手刈り風景です。

今年のそば作りは雨との戦いで、播種が一週間遅れましたが、傾斜地を選んだことで、湿害を回避することが出来ました。

 

一方で、畑の下の方が、隣接した竹藪の陰になって、なかなか乾かなかったことと、日照不足による生育不良で、刈取りを見送りました。

 

これらを含めて収穫の報告をしたいと思います。

それから、ソバ踏みをしたところですが、生育はまずまずで、収量もそこそこ採れたのですが、茎が曲がっていることで、残念ながら収穫がしにくいと皆さんから不評でした。

 

この次はどうするか思案のしどころです。

 


「いのちの壱」の正しい召し上がり方

2016/11/8

それでは調子に乗って、収穫祭の時に参加者にお配りした「いのちの壱」の食べ方についてを掲載します。

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生産者:こなさんの一言メッセージ

「いのちの壱」「笑鴨」を食する前に

 

 今年は台風の当たり年で次から次へと台風が襲って来たことは、まだ記憶に新しいことでしょう。その影響で、田んぼのイネ特にコシヒカリは茎が細い品種なので、台風の風に翻弄されながらバサバサ倒されました。その中にあって「いのちの壱」は、強風に耐え、ただ一人立ち続けていた野武士のような品種です。

 

 そして、いのちの壱は皆さんがよくご存知のコシヒカリよりも一回り粒の大きな品種です。粒が大きいということは、粒がしっかりしていて、歯ごたえがあるということです。では次に、この品種の味わい方を説明します。

 

 今まで柔らかなコメに慣れていた方には、不思議に感じるかもしれませんが、この米を食べるときには、流し込まないでよーく噛んで食べることを意識してください。なので、炊くときには、いつもの米より少なめの水で炊いてください。そうすることで、少し硬めに炊きあがります。

 

 それを、もぐもぐごっくんではなく、もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐと30回噛んで下さい。そうすると、この米の粒のしっかり感とうまさを口中で感じることが出来るはずです。

 

 柔らかい米がおいしいと言っている人は、 あごの筋肉が退化しやすく、年を取ってからモノを噛むのに苦労します。今からでも遅くはありません。もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐの食習慣を身に付けましょう。

 

 また、大粒「いのちの壱」の特徴を生かして、来福酒造にて純米酒「笑鴨」を醸しております。酒米と同様に大粒なので、酒米で醸したような味わいの深いお酒ができました。こちらのほうもどうぞよろしく。

 

 米作りの様子は、HP「笑鴨」でどうぞ

 

トニーさんからの祝電

2016/11/7

トニーさんから茨城アイガモ水田トラスト15周年を記念して祝電が届いております。

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皆様、

 

アイガモ水田トラスト15周年、おめでとうございます!

 

数年前まで、家族と一緒に米作りに励んでいましたが、さまざまな都合(特に年齢)でそれが難しくなり、今は多少の野菜を作ったりしているだけです。

 

あいがも農法といえば、今でも福岡県の古野さんと連絡を取り合い、古野さんご夫婦と海外へ同行し、通訳を続けています。あいがも水稲同時作を全世界に広めていく古野さんの努力を支援しています。

 

話が変わりますが、皆様は、歴史というものが直線的に将来へ進行していくと思いますか、それとも周期的に回るものだと思いますか。どうも後者のようですね。経済学者の中では、経済には50年ないし60年の周期があると主張する研究者があり、一周を春夏秋冬の4つの時期に分けます。政治もそうではないだろうか。戦争が終了すれば、みんなが「2度としない」と誓うが、経済が強くなれば、戦後の惨めの状態を忘れ、権力とカネを増大させてくれるようなもの(現代の例は、遺伝子組み換え作物、原発、武器産業)に力を入れる。やがて、健康被害、大事故や戦争までが起きることでサイクルが回ってくる。

 

第2次大戦終戦から71年の現在では、世の中が政治的にも経済的にも大変不安定な状態になっています。

 

しかし、食料の生産者は、このようなことに惑わされる「ヒマ」はないですね。都市部に住んでいる人たちが毎日3回食事をしても、その食べ物はどこからきたのか、ほとんど意識していないが、生産者が安定的に食料を作らなければ、本当に大変なことになります。世の中を支えている農業生産者は、そういうわけで(当然なのに、あまり言われないが)天職であり、最高レベルで尊敬しなければならないと思います。

 

また、さまざまな農法がありますが、完全有機栽培のあいがも米が泣けるほど貴重なものですね。皆様に、是非長く続けていただきたいと思います。今後とも頑張ってください!

 

Tony Boys

 

アイガモ農法による収穫祭

2016/11/6(NHK水戸で放送のコピペです)

 

 アイガモを使って無農薬で栽培したコメを味わう収穫祭が行方市で行われました。

 この収穫祭は、行方市で東京や埼玉などの消費者から資金を募り、アイガモを使った無農薬によるコメの栽培に取り組んでいる市民グループが開いたものです。

 ことしは、市内にある2戸の農家に水田、およそ 3ヘクタール (30アール)を使ってコメともち米を栽培しました。

 6日行われた収穫祭には、グループの会員や農家など合わせておよそ40人が参加しました。

収穫祭では、アイガモ農法で栽培したもち米を使ってきねと臼で餅つきを行ったほか、ことし9月に収穫したコメで作ったおにぎりやアイガモの肉と地元産の野菜で作った料理などを味わいました。

 また、このグループが活動を始めて15年を迎えたこと記念して、食の安全について研究しているNPO法人の安田節子さんによる講演会が行われました。

 この中で安田さんは食の安全や地域の農業を守る重要性を述べました。

 アイガモ農法を行っている「茨城アイガモ水田トラスト」の平野清子代表は「今、私たちが行っている活動が20年後、30年後の人たちに役立つように取り組んでいきたい」と話していました。

 

 


笑鴨の売り込みに行って来ました

2016/11/1

 10/30(日)に田宮さんと管理人と二人で、牛久市にある全農いばらきの直売所「ポケットファームどきどき・つくば牛久店」に笑鴨の売り込みに行って来ました。

 直売所責任者の奥野さんが対応して下さいました。

 そこで、①直売所の客層はハイソな方が多く、客単価が高いのでこだわりの品には関心を示すだろう、

②笑鴨は茨城県唯一の有機農法にこだわった純米酒である、③笑鴨生産者は、消費者との交流も積極的に行っており、売りっぱなしの販売とは異なること等を説明してきました。

 感触はまずまずで、製造元の来福酒造との契約が成立すれば、置いてもらえるとのことでした。

 ついでに、茨城アイガモ水田トラストのパンフレットを置くことにも了承を得られました。

いいね!して下さった皆様へ、本当に有難うございます。

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