玄米食を可能にするお米の調製施設

2017/10/1

玄米食は体に良いものだと知りながら、玄米食が敬遠される理由があります。玄米を炊いて口に入れた時、口の中でジャリっとして不愉快な思いをした方もいることでしょう。

 

これは言わずもがななのですが、籾摺りをした際に籾殻が取りきれずに籾のままのものが残っていたことに因ります。また、玄米食をするには、このジャリを我慢できなくてはならないと修行僧のような決意を語ってくれる方もおられます。


 ここでは、玄米食を可能にするお米の調製施設を紹介します。収穫されたお米がどのような機械を通って純粋な玄米になるのかを見ていきましょう。

 

①乾燥機:低温でゆっくりと乾燥することでお米のうまみを凝縮します。

②籾貯留槽:乾燥機から出した籾をいきなり籾摺りをすると、籾に熱が残っていることで、玄米の肌が傷つきやすく、その傷が玄米の酸化を促し、美味しくなくなってしまいます。なので、一旦貯留槽に溜め、籾の温度を冷まします。

③籾摺り機:籾を摺って、籾殻を除き玄米にします。と同時に揺動版で軽い玄米と重い玄米とに分け、軽いものを取り除きます。(比重選別)

④米選機:粒の小さい米を除きます。

⑤石抜き機:収穫の際、根の張りが悪い稲があると、稲が土から抜けて土が付いた根っこごとコンバイン(収穫脱穀機)で脱穀することになり、籾に土が混ざります。その時に石も入るので、石抜き機の出番となります。石交じりの米を噛むと歯が欠けます。(管理人は、途上国で米を食べる時は、米を噛まずに飲み込みます)

⑥色彩選別機(カラーソーター):斑点米(カメムシ被害粒)・青未熟米・籾・雑草の種など異物を除きます。

⑦縦型選別機:粒の厚さで選別します。

⑧自動天秤:設定した重量の米を量ります。通常は風袋込みで30.5kgです。

⑨電動チェーンブロック:米袋を持ち上げます。このおかげで腰痛から解放されました。

⑩パレット回転テーブル:人間が米袋を担いで回らなくて済むので、とっても楽です。

 

これだけの機械を揃えているので、籾の混ざらない玄米を調製出来るのです。

「品質の高い玄米を作って皆さんに届けたい」と言う田宮さんの執念のようなものを感じます。

知ってて得するシリーズ ネズミの食害を受けない米袋保管の裏技

2017/9/25

米保管中にネズミに入られると米を食べられるだけではなく、ショウベンを米袋に引っ掛けられるので、残った米も臭くて食べられません。その前に衛生的に大丈夫かと言う疑問もありますが。

 

そこで、ネズミに食べられない保管方法を紹介します。管理人はこのやり方で、春まで持ち堪えます。


材料;コンパネ4枚、エル字金具8ヶ、ビス16ヶ、ネズミホイホイ8枚、ビニールシート1枚、+ドライバー。 

 

この方法が効果的な理由は、以下の通りです;

1.ネズミはツルツルしたビニールの上は歩きにくいので、その上を歩くのを嫌がる。

2.ネズミは固い壁などにぶつかるとその壁に沿って移動する習性があるため、必然的にネズミホイホイに引っ掛かる。

 

ただし、ネズミホイホイに掛ったネズミを放置しておくとウジが湧き、別な意味で不衛生となります。

お気を付けアレ。

縄があっても縄ない

2017/9/23

秋の彼岸です。皆さんおはぎを召し上がりましたか?

昨夜は久しぶりの雨となり、稲刈りの実施を危ぶむ声もあったのですが、絶対に大丈夫という天の声に従って、茨城アイガモ水田トラスト会員に集合が掛りました。

 

稲刈りの前に、稲藁を束ねるための「縄ない」です。最初は手がおぼつかなかった人たちも1時間後には、皆さん素晴らしい腕前になりました。

 

そうこうしている内に、稲の葉に溜まった雨水も乾いたので、田んぼへ移動です。


田植えの時に種子用に一本植えしたところを収穫します。昨日籾水分は、25~26%だったので少し早いような気もしますが、オダに掛けて追熟させるので、問題ないでしょう。

 

一本の苗が片手で何とか握れるくらいまで分糵した稲にビックリされた方もいらっしゃったことでしょう。

 

田んぼの水は引かなかったので、泥に足を取られながらの悪戦苦闘の稲刈りでしたが、楽しく出来ました。

 

「おーい、飯はまだか?」

 

見事やり終えました。

この満足そうな面々を見て下さい。

 

田んぼの案山子さん達には、新しいミッションが与えられました。

 

(スパイ大作戦風に)「君たちの今回の任務は、トラストの種子が何者かに強奪されないように常に目を光らせて置くことにある。君もしくは、君のメンバーが捕らえられても、当局は一切関知しない。尚このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。」ドカン!

おだ作り

2017/9/21

23日の稲刈りに備えて「おだ」を作りました。

 

管理人の学生時代は、神奈川県厚木市で農家の一軒家を借りて共同生活をしていました。農家だったので、田んぼや畑や農機具も付いていました。

 

管理人は稲作担当で、7反分(70a)の田んぼで「日本晴(にっぽんばれ)」を作付していました。近隣に農家さんがいたので、教わりながらやっていました。

 

田植え機やコンバインはなく、機械と言えるのは耕耘機と耕運機トレーラー・脱穀機・精米機のみで、それ以外はすべて手作業でしたので、手植え・手刈りが基本でした。今とあまり変わりませんね。

その頃は、「おだ」ではなく「稲架(はざ)」と呼んでいました。茨城と神奈川、東京で分かれるのでしょうか。

 

本日の籾水分は、25~27%で手刈りの適期です。長靴と鋸鎌(のこぎりがま)を持って、全員集合!

台風の後の田んぼと畑

2017/9/18

昨晩から今朝方にかけての台風は、雨・風台風で、ザーと言う雨音と共にゴーと吹く風に家が揺すぶられて、肝を冷やした方も大勢いらっしゃったことでしょう。

 

管理人は、雨風の音に2時ごろ目が覚めて、稲が倒されていないか、そばはどうなっただろうか、鶏たちは怯えていないだろうかなどと考え出したら、眠れなくなってしまいました。

朝、二階の窓から田んぼを見下ろすと、アレ?稲が倒れていません。

家が震えるほどだったので、それなりに風が吹いたはずなのですが、その風に健気にも耐えてくれたようです。

 

鶏小屋を覗いてみると、お母さんグループもおチビちゃんグループも早く外に出せと催促しているようで、皆さん元気そのものでした。

 

トラストの田んぼはどうだろうかと気になり行ってみると、強風に耐えきれなかった案山子さんが、足をポッキリと折られて、地面に横たわっておりました。

稲の方はと見ると、なんとか持ち堪えてくれていました。

 

来週稲刈りの予定なので、ここに来てバッタリ行ってしまったら、皆さんに申し訳ない事でしたが、なんともなくて、ホッとしました。

 

本日の籾水分 (収穫適期:25.0%)

家の前:26.0%

トラスト田:26.2% 

直播の田んぼにも行ってみたのですが、しっかり立っていました。実は、この田んぼは前耕作者が毎年倒していて、今年から管理人が作ることになった田んぼです。

 

倒伏の原因は、縦浸透水の動きが悪いからと判断し、暗渠排水口にバルブを付けて、縦浸透水が1cm/日になるようにしました。


これは、トラスト田の簡易水位コントロールシステムです。

 

この田んぼは、縦浸透は十分確保されていたので、地下水位が高くならないように、水位のみをコントロールするように暗渠排水口にエルボと直管のみで、バルブの無いタイプで対応しました。

 

稲栽培中は、直管を縦にして水位を高く維持し、穂が出たら、直管を斜めにして、水位を下げます。

 

冬季は、直管斜めを維持し、暗渠の詰め物(籾殻)が乾かないようにします。

 

前にも書いたかもしれませんが、「留まっている水は不浄で、流れている水は命を浄化する」と言う考え方を遠藤周作の「泥の河」で教わり、水が動く田んぼに改善するために背中を押して下さったのは、牛久の高松翁です。

 

高松さんにはいくら感謝してもしたりません。

最後にそば畑です。

 

「常陸秋そば」の様子は、先々週千田夫妻が間引きをして、適正密度に直してくれたことと、先週、田久保さんの土寄せが功を奏して、茎が太く育ったことと、茎が土によって支えられたことで、想像したほどひどい状態ではありませんでした。

 

播種の時に駆けつけてくれた七夕和尚、平野さん。播種2カ月前に硫黄粉を散布して土壌pHを調整したり、豚糞堆肥による土壌構造の改善など、皆さんの美味しいソバを作りたいと言う思いが詰まったそば畑です。

 

田んぼも畑も順調です。

2017/9/16

5月に茨城アイガモ水田トラストのメンバーが田植えをした田んぼの稲が、登熟期を迎えています。周りの田んぼは、ほぼ稲刈りが終了し、残すはトラストの田んぼと飼料用米の田んぼのみとなりました。

 

こうなってくると、スズメの攻撃目標が狭まって来ます。奴らは全く手加減してくれないので、ここは一日も早く稲刈りに着手したいところです。

 

今年の彼岸花は、例年よりも少し早く咲きました。この彼岸花は、近くの農家から分けて戴いたもので、球根一つ一つ植えたのが、毎年少しずつ増えて、今年は一株から何本もの花を咲かすようになりました。稲刈りが終わったら、株分けをして、増やそうかと思っています。

稲に近寄って見たら、まだ籾に青味がありました。

 

稲の刈取りは、籾の水分含量が25%以下になった時と言われています。この時、デンプンの蓄積がほぼ完了し、かつ胴割れの発生率が5%以下で玄米品質が高いからです。

 

籾水分が20%まで低下すると、胴割れの発生率がぐーんと上がりますので、収穫後の乾燥は楽ですが、玄米品質には問題が生じます。

 

特にトラストで作っている「いのちの壱」は、コシヒカリよりも大きな籾のため、胴割れが発生しやすい傾向があるので、刈り遅れにならないように気を付けなければなりません。

 

ところで、田植えに来てもらった方は覚えていると思いますが、田植の後、その一週間前に田植えした田んぼに移動してもらい、鴨ヒナを放しましたよね。

 

あの田んぼの籾の水分含量が、26.3%なので刈取りまで晴れればあと一日くらいですが、あいにく台風が近づいています。思うようにはさせてくれません。

2017/9/16の「常陸秋そば」です。

そばの白い蕾がたくさん見えます。

早いものは開花を始めました。

 

先々週1回目の土寄せをして、先週2回目の土寄せを行いました。これで、根量が増えてたくさんの粒が付いてくれるのではないかと、タヌキの皮を数えつつほくそえんでいます。

 

それにしても今年のそばの生育は例年になく順調です。タヌキが1匹、タヌキが2匹、タヌキが3匹、・・・。たまりません。(笑鴨)

NHK朝ドラ「ひよっこ」が茨城県に与えた影響

2017/9/8

「ひよっこ」がクランクアップし、終了まで残すところあと3週間となりました。有村架純演じるヒロインの谷田部みね子のほんわかとした性格に癒されてきた人たちは、ロスになるのでしょうか。

 

始まった当初は、「あんなの本当の茨城弁と違う」「出演者や画面が暗くて朝ドラ向きではない」「魅力度ランキング最下位の茨城なんか舞台にしても視聴率は取れない」などと揶揄され、本来なら視聴率が稼げるはずの朝ドラなのに20%に届かない状況がしばらく続きました。

 

ところが、みね子が霜降り亭じゃなく、すずふり亭に再就職し、ビートルズの来日騒ぎがあったあたりから、視聴率は右肩上がりで20%を超え、恋愛があったり、失踪していたおとうちゃんが見つかったりとメリハリが出てきました。今週は、ちょっと迷走しているようですが、朝ドラなので最後は全員良い人になり、めでたしめでたしのシャンシャンシャンで終わると思います。

 

ひとつ「ひよっこ」製作者に感謝したいのは、職場の本人が若いと感じている女性陣達の茨城弁がみね子っぽい喋り方に変わってきたことです。恐らく、みね子の茨城弁を聞いて、最初は「あんなの本当の茨城弁と違う」と感じたのが時間の経過とともに「あんな風に喋れば可愛く見えるのか」となり、「私もあんな風に喋ってみよう」に至ったのです。おかげで、茨城弁が少しだけ垢抜けました。

 

それなのに、ああ、それなのに。「ひよっこ」終わってしまうのですね。きっとまた、直ぐに昔の茨城弁に戻ってしまうのでしょうね。(まる子風に)わたしゃ、がっかりだよ。つづく。

播種後2週間目のそば

2017/9/2

そばに多少のダメージがあるものの、頑張って育っております。


ホウキング改造

2017/9/1

古野さんから頂いた「土と健康」2017年7月号記事:”松葉ぼうき 手作り除草犂(すき)”を参考に1号機に手を加えて、ホウキング2号を作成します。

スチール熊手で土をひっかくと、このような条が付くと言うイメージ図です。

固定具を最も下に引き下げて、爪の間隔を広げた時、2cmです。


固定具を取り外し、ボルトクリッパーで不要な爪を切断します。

爪と爪の間隔を6cmにしました。


4本のスチール熊手を重ねて、柄の切断部分にマジックで印をつけ、パイプカッターで切断します。

それぞれの熊手の爪の位置が少しずつずれる様に配置します。


最後に耐水性テープで固定して、一応それらしいものが出来ました。

これでしばらくは遊びます。

ホウキング考案者 古野さんのコメント

2017/8/28

ゆっくり動画見せて頂きました。多分蕎麦の葉と藁と土が蕎麦の茎を押して抜けていると思います。

本来松葉ほうきは草を集めるものですから少し改良が必要だと思います。

 

株間だけが問題ですから、あのまま使われるなら株間にかかる両側6本の針金の間隔を6センチぐらいに広げてみてはどうでしょうか。手で曲げればいいと思います。株間だけが問題点です。

 

以下の動画は小豆です。

https://www.dropbox.com/s/5lcc5o3rk0b1tfk/%E5%B0%8F%E8%B1%86.MOV?dl=0

おくのほうが蕎麦です。ホウキング済みのやつです。

今日研修生が来たら蕎麦も送れます。当方は手動と機械化を平行して進めています。

手動のほうが原理をゆっくり深く考えれます。

 

古野隆雄

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