2014.3.31
奥方からの投稿です。
田んぼのレンゲが咲き始めました。
もう少ししたら満開です。
そしたら、次は田んぼにうない込んでしまうので、その前にお花見に来て下さい。
レンゲは、合鴨農法田の唯一の栄養源です(鴨のウンチを除く)。
2014.3.30
アイガモ水田トラストの世話人Hさんより写真が送られてきたので、アップします。
いよいよ今年も合鴨農法の開始です。
2014.3.24
はじめまして、カモ3兄弟です。
長男の大吉、次男の中吉、末っ子の小吉です。
これから、イベント等に出演するので、よろしくね。
カモは、オスの方がメスより色が鮮やかでハデなんだよ。
2014.3.23
最近では減農薬がブーム(?)で、農薬の使用回数を減らすために種籾の温湯消毒を取り入れている所が数多くあります。
温湯消毒を実施することで、化学的な種籾消毒と比較して、
①効果は同等で、
②農薬代がかからないので費用の節約になります。
そしてここが最も大事な所なのですが、
③使用済みの農薬を外に排出しないので、環境の保全に役立ちます。
日本中の農家が種籾消毒をした後の廃液を河川に捨てている様子を想像するとゾッとします。
その点、お湯ならば全く影響はありません。
それでは、その手順です。
①十分乾燥した種籾を準備する。
②バスタブにたっぷりのお湯(60℃)を張る。
③種籾をお湯に投入し、温度ムラが出ないように撹拌する。
④バスタブのお湯の温度が下がらないように管理する。
⑤10分経ったら、種籾をお湯から出して、直ちに冷水で冷却する。
⑥種籾の芯に余熱が残らないように十分撹拌し、冷却が確認できたら、水を張った別の桶に種籾を投入し、吸水を開始する。
作業量は、毎年500kgを3時間くらいでやってます。
以上
2014.3.22
ある日、日本有機農業研究会の高松修先生(故人)より
「有機農業の技術について体系的にまとめた本を執筆したいので、籾の温湯消毒について調べてくれないか。ヒントは、秋田の佐藤栄氏だ」
かなり唐突な話だったが、早速秋田に電話した。
「いつごろからやっておられるのですか? その方法は?」
「かなり前からやっているなあ。60℃のお湯に5分間浸けるだけだよ」
「それで病気は出ないのですか?」
「これまでそれでやって来て問題はなかったなあ」
調べてみると1924年に出版された岡山県農事試験場の実験報告書にたどり着いた。
当時は、ムギの種子をお風呂を使って消毒していたようだ。
稲に応用し始めたのは、佐藤氏に尋ねても記憶に定かではないとのことで、外に記録も見当たらないことから、佐藤氏が最も実績があると言っても間違いは無かろう。
熱を通して食べ物を保存することは、昔からやられていたし、1862年にフランスのルイ・パスツールが飲み物を熱することで腐敗を防ぐ殺菌法(パスツール法、パスチャライゼーション)として確立した話は、あまりにも有名だよね。
玉造合鴨水稲会への導入時期ですか?
この話の直後からスタートしたから1996年じゃないかな。
その前は、別のやり方をしてたんだけど、それはまた別な話。
2014.3.21 春分の日
今年も米作りが始まりました。
玉造合鴨水稲会では、昔から春分の日に種籾を持ち寄って種子の温湯消毒を行っています。
今年もNさんの作業場に集まって作業を行っていると、水田トラスト世話人のHさんが「笑鴨」のお披露目の日に来てくれたNHKの記者を連れて乱入して来ました。
種籾の温湯消毒について語ると長くなるので、かいつまんで説明すると、籾の周りには雑菌や病原菌が付着している場合があります。
それを、お湯の熱で殺してしまって、病気の無い苗を育てようという試みです。
それと、無農薬栽培を心掛ける管理人たちとしては、一般栽培をしている人達が、種籾を農薬で消毒して出た廃液を川に捨てたりする行為に非常に違和感を覚えるのです。
では、温湯消毒についての疑問のコーナーです。
1.いつごろから始まっているの?
2.誰が始めたの?
3.どんな病気に効くの?
4.どんな原理になっているの?
5. 作業手順は?
6.一日にどのくらい処理できるの?
7.効果のほどは?
8.実施者の広がりは?
9. 参考文献は?
色々あると思いますが本日はここまで。
我家のアンテナは東京タワーを向いているので、水戸局はうつりません。
誰か、水戸局が映る人はビデオに撮って下さい。
よろしくお願いしま~す。
いいね!して下さった皆様へ、本当に有難うございます。
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